診療時間のご案内
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炎症性腸疾患内科(IBD内科)
当科では、消化器疾患の中でも近年増加している炎症性腸疾患(IBD)の治療に精通した医師が勤務しており、仕事で平日の通院が困難な患者様にも通いやすい土曜日外来も行なっております。お気軽に受診・相談してください。詳細は診療予定表でご確認ください。
診療スタッフ紹介
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西村 東人(にしむら はると)非常勤医
炎症性腸疾患内科(IBD内科)外来担当、高砂西部病院 IBDセンター長、
八尾徳洲会 炎症性腸疾患内科(IBD内科)部長 (2025年1月から)
札幌東徳洲会 IBDセンター 非常勤勤務医担当 炎症性腸疾患内科・消化器科一般
認定資格 日本外科学会認定登録医
日本消化器内視鏡学会専門医 身障者指定医 内科・消化器内科(音声言語・肢体不自由・心臓・呼吸器・ぼうこう・小腸・免疫・肝臓) TNT研修会終了 緩和ケア研修会終了 マンモグラフィ読影認定医
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<ご挨拶>
(2019年7月IBD外来開設時)
2019年7月に高砂西部病院に赴任した西村 東人です。生まれ育ちは大阪の南河内ですが、研修医終了後3年間と2011年から2017年までの合計10年間を隣の姫路市で過ごし、姫路中央病院の胃腸外科に勤務しておりました。ずっと播磨地方は私の第二の故郷だと思っております。
前任地の姫路中央病院では、着任以来40数年にわたって一貫してIBDの治療に取り組んできた宗友良憲先生に師事して、ともに診療に携わるようになりました。
若い時期から発症する腸の慢性疾患を煩う患者さまが病気を気にせずに不自由なく社会生活を行えるように寄り添っていくのは簡単なことではありません。
だからこそ炎症性腸疾患の治療を自分のライフワークにしたいという思いで、2018年4月から札幌東徳洲会病院のIBDセンターに勤務して専門施設で研鑽する機会を得てこの度播磨に戻ってまいりました。新しい治療が次々と登場する今日ですが、最新の情報をフィードバックしつつ、熱意を持って診療に取り組んでいく所存です。
よろしくお願い致します。
(2019年10月)
(2025年1月)
2025年1月から八尾徳洲会炎症性腸疾患内科へ所属が変わりましたが、引き続き高砂西部病院のIBD外来を担当します。
外来診療日以外の診療の相談や入院症例の相談に関しましても、これまで通り連絡を頂ければ対応致しますので、今後ともよろしくお願い致します。
診療科紹介
炎症性腸疾患(IBD:Inflammatory Bowel Disease)とは、まだ原因が特定できていない慢性の腸疾患で、主に潰瘍性大腸炎(UC:Ulcerative Colitis)とクローン病(CD:Crohn’s Disease)のことを指し、厚生労働省の指定難病対象の疾患です。近年若年層を中心に患者数が増加していますが、潰瘍性大腸炎では高齢に発症するケースも増えています。しかし、医療の進歩に従って新しい治療法も加わり、適切な治療が施されればこれまで以上に良好な病状のコントロールが可能な時代になってきました。
当院ではIBDに精通した消化器内科医師による標準的治療が提供できる体制を整え、播磨地区の皆様に寄り添ってチームでIBDの診察・検査・治療に携わっています。
また、全国でも有数のIBD治療専門科を有する札幌東徳洲会IBDセンターとも、関連施設である神戸徳洲会消化器内科チームとも、人的交流があり、治療の困難例にも対応できる体制を整えております。そして、県のIBD診療の拠点病院である兵庫医科大学 炎症性腸疾患内科・外科の連携施設として定期的なミーティングにも参加しております。今後は地域の開業医の先生ともさらに交流を深めて、炎症性腸疾患の患者さまが不自由なく治療に専念できる環境作りに努めていきます。
腹痛や下痢や血便などIBDを疑う症状でお困りの患者さま、他府県から転入されどこで治療を受けるかお悩みの患者さま、平日の通院加療が困難な患者さまは、いつでもお気軽に連絡・相談してください。
紹介を頂く先生におかれましては、初診でIBDかどうか診断に迷う場合や、内視鏡評価を必要とする場合、症状の増悪時で治療選択に迷う場合、入院が必要な場合、何れにも対応いたしますので、どうぞ遠慮なくご相談ください。
■IBD担当医:西村東人
IBD外来担当 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
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午前診 | ‐ | 西村 | ‐ | ‐ | ‐ | 西村 |
※診察日は変更・休診になることがあります。診療予定表または電話にて、診察が有ることをご確認のうえ、ご来院いただきますようお願いします。
■患者紹介
通常 | 土・日 緊急時 | |
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紹介方法 | 病診連携・紹介状 | 土は通常 日・夜間緊急時は救急対応 |
■医療連携について
紹介のタイミング | ・疑い時 ・診断確定時 ・治療中 ・逆紹介 ・土曜日希望 ・他県からの転入 | |
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手術について | 他院に紹介 (*兵庫医科大学病院など) |
IBDチーム医療紹介
炎症性腸疾患(IBD)の治療は、5-ASA製剤・ステロイド・新規薬剤も含めた多くの難治性治療薬の他、栄養療法、血球成分除去療法、腸管外症状に対する他科と連携した治療、など多岐に渡っています。適切な治療を行うためには、いろいろな職種の連携が必要となります。
当院では2020年4月にIBD委員会を立ち上げ、医師・外来看護師・病棟看護師・管理栄養士・薬剤師・臨床工学技師・医師事務・医事課・入退院支援室の構成で、多職種連携IBDチームを結成しています。
チームの活動としては、月に1回の勉強会とカンファレンスを実施しています。患者様の病態や治療について討論を行い、勉強会や学会研究会を通じてチームメンバーの知識を高めあい、患者さんの治療がスムーズに進むように各部署の連携を強化したり、播磨地区のIBD診療施設とのチーム交流を開催したり、他にも色々な活動を行っています。
疾患に対する医療情報提供や、病状に合わせた食事の相談、就労活動や妊娠・出産に関する相談、特定疾患申請や医療制度の紹介、医療費の相談、などを通じて、患者様が安心して治療に専念できて早く元気に社会復帰していただくことがチームの目標です。
■2020年度IBD委員会勉強会テーマ一覧
- IBDの医療連携とチーム医療を考える
- 潰瘍性大腸炎の入院治療について〜重症化と5-ASAアレルギーを理解する
- IBD患者の妊娠と出産
- 血球成分除去療法について
- 免疫って・・・
- IBDとCOVID-19
- クローン病の検査診断について
- Infliximab レミケード®︎について
〈IBD患者会リンク〉
インターネットやSNSではなく患者同士が顔を合わせて交流する患者会が
定期的に開催されています
- ・姫路炎症性腸疾患患者会(姫路IBD):
http://www.nanbyou.net/himeji/index.html
*入会等問い合わせ:toki@mh1.117.ne.jp 会長 柳井ときお
