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認知症のご相談
外来・・入院だけじゃない!病院へ行ってみよう!相談しよう!
名称 | もの忘れ相談(予約制) |
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担当看護師 |
認知症看護認定看護師 能美 順子 (所属:看護部 4F西医療型療養病床) |
日時 |
毎週水曜日 9時~12時 (医事課受付もしくは電話にてご連絡ください。) |
認知症は誰もがなる可能性のある身近な病気です。 |
『もしかして認知症?』
『認知症の介護がこんなに大変だとは…』
抱え込まずに相談を!
高齢化がすすむ日本では、65歳以上では10人に1人、85 歳以上になると3~4人に1人が認知症になっていると言われています。
認知症になると、症状が進むとともに、家族による介護が必要になります。長年にわたる介護が必要となるので、他の病気とは違った大変さを経験したりします。
認知症ってなんだろう?
年齢を重ねると誰もが人の名前を思い出せなくなったり、物をどこにしまったのか分からなくなったりするものです。認知症はこのような加齢によるもの忘れとは違い、正常だった脳の働きが徐々に低下する病気です。記憶障害からはじまり、徐々に新しいことが覚えられなくなり、日付、曜日がわからなくなる、道具が上手に使えなくなる、なかなか言葉が出てこないなど困難が生じ、以前のように日常生活を上手く送ることができなくなります。
認知症とは?
認知症の狭義の意味としては、後天的に(あとから)知能が低下した状態のことを指しますが、医学的には知能のほかに記憶、見当識を含む認知の障害や人格変化などを伴った症候群として定義されます。単に老化に伴って物覚えが悪くなる誰にでも起きる現象は含まれず、病的に能力が低下するもののみをさします。生活に支障をきたすような認知機能障害が表出されている場合に認知症と診断されます。
アルツハイマー病、脳血管障害、レビー小体変性症、前頭側頭型認知症の主な認知症疾患は 診断することで疾患に応じた対応が可能となり、早期に治療介入ができれば進行を遅らせる可能性があります。正常圧水頭症、慢性硬膜下血腫、ビタミン欠乏などの代謝栄養障害、甲状腺機能低下症などは、同様に認知症をきたす疾患ですが、治療により認知症が治る可能性があります。
もの忘れ相談・外来 毎週水曜日午前中(要予約)
こんな症状に気づいたら相談を
加齢によるもの忘れ | 体験の一部を忘れる、ヒントがあれば思い出せる (例)食事の献立が思い出せない |
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認知症 | 体験したこと自体を忘れる、ヒントがあっても思い出せない (例)食事をしたこと自体を忘れる |
① もの忘れがひどい
② 判断・理解力が衰える
③ 時間・場所がわからなくなることがある
④ 人柄がかわった
⑤ 不安感が強い
⑥ 意欲がなくなった
最近もの忘れが気になる方、検査だけでもしたいと思っている方
上記以外でも認知症への対応の仕方、介護の仕方で悩んでいる方、またご家族による「何かおかしい・・・」「ひょっとしたら」という気づきも非常に重要です。 認知症かなと思ったらどんなささいなことでも、まずは相談をしてみてください。
地域で高齢化が進む中、あれ?どうした?なんて物忘れでお困りの患者様、心配されるご家族にお話しを聞いて今後の生活を楽しく過ごせるようにお手伝いいたします。
受診の流れ
認知症看護認定看護師による問診、もの忘れ機能テスト → 医師による診察 → 採血、画像検査など → 1週間後に再診、説明、必要あれば治療開始
当院で行っている検査: 血液検査、脳MRI検査、もの忘れ機能テスト、脳波検査など
認知症ケアチーム
当院にご入院される患者様は主にご高齢の方であり、その中には認知症患者様またはその疑いをもたれている方も多くおられます。これら認知症の入院患者様が安心して治療や療養を受けていただけるように、当院では平成30年1月に院内認知症ケアチームを結成しました。
毎週火曜、水曜日に認知症ケアカンファレンス、入院患者様の回診を行い、認知症状改善や悪化防止を目指して改善点、問題点などを話し合っています。
同チームは、医師(認知症サポート医)、看護師(認知症看護認定看護師)、社会福祉士(認知症患者専任)、作業療法士、理学療法士、薬剤師など多職種で構成され、12月までの1年間に376名(2月~11月)の患者様に介入させていただきました。今後もチームでの介入を継続し認知症症状の発症、悪化なく、治療や療養を受けていただけることや退院できることを目指して支援していきます。